お久しぶりの、「ツアー体験してみたよ♪ベトナム旅行記」です。この旅行記では、イージーベトトラベルのアラサー女子すずきさんが、様々な現地ツアーに参加し、自由に感想を書いていきます。ちなみに写真右端がすずきさん、決して少数民族じゃあありませんよ・・・ってくらい、民族に顔が似ている(笑)
さて、5回目の今回は1泊2日のサパツアーに参加・・・といっても、ただのサパツアーじゃないんです。なんと民族のお家に【ホームステイ】をしてしまう、サパツアーに行ってきました!
サパとは・・・
ベトナム北部、中国との国境近くに位置するサパ。
サパの街の周りには、多くの少数民族たちの村があり、彼らの美しい棚田がどこまでも広がります。
サパに訪れる日本人は、まだ、それほど多くはありませんが、欧米人にとってはハロン湾に並んで、北部ベトナムの人気観光スポット。これから、日本人にとってもメジャーな場所になっていってほしいな♪♪と、すずきさんは思います。
さあ、サパの概略を説明したところで、1泊2日のサパツアーの旅に出発しましょう!!
寝台バスで快適旅
こちらのツアー、寝台バスでサパへ行きます。
寝台…と言っても、夜発というわけではありません。バスの座席が寝台であって、朝発でも、昼発でも、夜発でも、「スリーピングバス」と呼ばれます。
ガイドさんとご対面。トレッキングスタート!
ホテルで簡単な昼食を食べ、いざトレッキングスタート!
ガイドさんの後ろをついていきます。
サパの街は小さいけれど、お土産屋さんやレストラン、マッサージ屋さんなどが並び、とてもにぎやかです。
おやおや、街の中はあっという間に通り過ぎ、田舎道に突入。
トレッキングらしくなってきました。このツアー、サパの街から約4時間くらいかけて15キロの道を、ホームステイ先まで歩きます。スニーカーと動きやすく汚れてもよい服装でご参加くださいね。
小川を飛び越えたり、滑りやすい道を歩いたりと、なかなか大変です。
なんて空気が美味しいのだろう!サパの魅力がいっぱい
トレッキングは結構大変なのですが・・・
でもね、歩き出してすぐに、来てよかったと思えるはずです。
トレッキングを始めると、すぐに棚田が見えてきます。そして、緑に囲まれて歩くことがどんどん楽しくなってきます。ありきたりな言葉ですが、「山の空気は美味しい」と心から思いました。日ごろ、大都会ハノイの汚い空気を吸ってますからねぇ。
日が沈む頃もきれいでしょー。
こちらは、藍(インディゴ)です。
モン族の人たちが来ている民族衣装は、この藍によって染められていますよ。
これは発電所。今や少数民族の生活にだって電気は欠かせません。ほとんどの民族の家にテレビやバイクがあり、1人1人携帯電話を持ち、彼らも現代的な生活をしています。
トレッキングをしていたら、道端で子ども3人が仲良くスマホの画面を見ていたくらいです。
雑貨屋だってあります。
だけれども、そうかと思えば・・・
水牛が向こうから、とことこ歩いてきます。
トレッキングは自然を思い切り感じるのはもちろん、少数民族たちの伝統を大切にしながらも、現代的な暮らしを取り入れる、リアルな生活を垣間見ることができますよ。サパの魅力がいっぱいです。
少数民族とのふれあいに、ココロほっこり
トレッキングの休憩中、2人の女の子が刺繍がほどこされた腕輪を持ってやってきました。「買ってー、買ってー」と売りにくるのかな?と思ったら、離れたところからこちらの様子をうかがっています。
思い切って近づいてみました。
彼女たち、まだ、観光客に自分から声をかけるのに慣れていないようです。というわけで、こちらから、「どれがいい?」と質問し、自分用にピンク色を1本と、友人へのお土産用に青色を1本、合わせて2本を選んでもらい、お買い上げ。
1本1万ドン(約50円)でした。
そして、最後にパチリ。
お土産を売りに来る子どもはたくさんいるので、なかなか全員のものを買ってあげられないのが悩みどころなのですが、100円のお買い物で、いい思い出をつくることができました。
これは、少数民族の一人の女性が作ってくれたもの。まあ、別れ際に、「お土産を買って」と彼女は言いにくるのはわかっているのですが・・・。どうせ、何かしらのお土産を買うなら、会話を楽しんで、そしてその人からお土産を買うのも悪くはないのではないでしょうか。
そして、これがお土産を買った時の写真。彼女の写真を撮ろうとしたら、わらわらとチビたちが集まってくるのがなんともほほえましかったです。
こちらはホームステイ先のお母さん。お母さんは英語がしゃべれました。なので、ステイ中も「週に3回くらい、ゲストが来るのよ~。」なんてお話しをしてくれました。
お母さんとお話しすると、なぜだか温かい気持ちになります。お母さんの温かさが伝わってくるのかな。
モン族の人たち、女性は英語をしゃべれる場合が多いようです。男性はあまりしゃべれません。ちなみに、彼らの母語は民族の言葉ですよ。私たちがハノイやホーチミンで耳にするベトナム語とは、全く異なる言語を普段は話しています。しかし、ベトナムの学校教育を彼らは受けるので、男性も女性もベトナム語は話したり、書いたりすることができます。だから、男の人が英語がしゃべれないと言っても、みんなバイリンガルではあるわけです。女性は、民族の言葉、ベトナム語、英語と3つの言語を操るわけですから・・・すごいですよね。
少数民族の暮らしを体験する
夕方6時頃、ガイドさんの家に到着です。少数民族も今は、みんなバイクを持っています。でも、写真を見てわかるように、薪のある生活も健在。
彼らのキッチンです。奥に置いてあるガスコンロも使っているそうですが、囲炉裏のそばに座らせてもらうと、心落ち着きました。
そして、一緒に写っている猫が、かわいかった!
近寄るとすり寄ってきます。ココロ癒されますね。
家の奥も頼めば見せてくれます。
そして、今夜の寝床はこちら。お客様用という感じですね。私は、1階の部屋で寝ましたが、2階は板の間になっていて、たくさんのホームステイ客が泊まれるようになっていました。
あ、そうそう・・・
シャワーやトイレは、ちゃんときれいなものにされていました。ホットシャワーに水洗トイレです。さすがに、紙を流すことまではできませんが。リアルな田舎の生活を体験したい方には、ちょっと残念??私は、こういう普通のシャワーとトイレ、大歓迎ですが。
電気もちゃんと来ているので、スマホの充電なども可能です。ただ、今回のホームステイ先、WiFiはありません。WiFiを使いたい場合、タヴァン村にはいくつかカフェがあるので、カフェまで行きましょう。
・・・というのは、数年前の話。
実は、2019年3月現在、さらにきれいなホームステイがさらに増えてきました。WiFiがある家も多いです。
寝る場所は、こういうタイプの部屋が多いかも。
ハノイの安宿と何ら変わりのないシャワールーム。
※日によって宿泊するホームステイ先は異なります。WiFiがあるかないかはわかりません。
※バスタオルは用意されていますが、歯ブラシなどはご自身でご用意ください。
※モン族族だけではなく、ザイ族の家に宿泊することもあります。
少数民族の家で食べる家庭料理
薪でおこした火を使って夕食を作っているのはお父さん。今回、合計8人の宿泊者(私以外は皆、欧米人)がいたので、たっぷり料理を準備します。
そして、出てきたのがこちら。ザ・家庭料理。旅行中って、なかなか白いごはんがすすむような、普通のおかずが食べられないですよね。他の宿泊者の方と一緒に、もりもりごはんを食べましょう。
今回のツアーの朝食は、パンケーキ。バナナと一緒にハチミツをかけていただきました。朝、ガイドさんが自ら焼いていましたよ。
ガイドさんの家の周りには・・・
ホームステイ先は、モン族とザイ族が住む村「タヴァン村」。タヴァン村は、村と言っても、多くの観光客を受け入れる体制がどんどん整ってきています。
こちらはお土産屋。
WiFiがあるカフェやバーもいくつかあります。
今回はしませんでしたが、マッサージ屋さんまでありました。少数民族の薬草風呂体験もできるようです。
ご飯を食べてからバーやマッサージに出かけるのもアリかもしれません。
今回、私は、朝、村を歩きをしました。カフェは朝早くからやっていて、朝一番にフレッシュマンゴージュースをもみました。8時くらいから、お土産屋さんも開いています。
村の店は若干、英語が通じにくいですね。欧米人の女性が、サパの街までのシャトルバスの時間について聞こうとしていましたが、通じていませんでした。お買い物やジュースを飲むくらいなら、問題ないですよ。
トレッキングクライマックス。風のそよぎを感じ、川のせせらぎを聞くく
パンケーキを食べたら、2日目のトレッキングスタートです。今日は、ザンタチャイ村の滝に向かいます。
棚田の風景はいくら見ても飽きません。
それでは、ここで、ちょっとトレッキング疑似体験。動画をお楽しみください。
さて、棚田を眺めながら、1時間から1時間半ほど歩くと・・・滝に到着です。
目の前に、ザンタチャイ村の棚田が広がります。
この絶景もぜひ動画でお楽しみください。
きれいな写真はネット上でいくらでも見ることができるけれど、風のそよぎを感じ、川のせせらぎを聞くことができるのは、現地で村を歩かないと体験できませんよ。
昼食、サパの街に戻りツアー終了
最後は、簡単な昼食を山小屋のようなところでいただきます。
ただのインスタント麺ですが、歩いてきたあとに食べるインスタント麺、なぜか美味しいです。
昼食の後は、シャトルバスに乗ってサパの街へ。
バス乗り場へ再び。ハノイ行のバスに乗車
トレッキング終了後、バスの出発までには、まだ少し時間が。出発時間まで、サパの街を観光するのもいいですね。サパの街はとっても美しいですよ。
最後にお土産探しのラストスパートもいいかもしれません。
ツアーのまとめ
いかがでしたでしょうか?格安1泊2日サパツアー【少数民族(モン族)の家にホームステイ】
このツアーの特徴
- モン族の英語ガイドさんと一緒にトレッキング
- 自然を満喫!・・・棚田の絶景、滝、
- ホームステイ先の家族をはじめ、少数民族とのふれあい、生活体験
実は、私、サパへ行くのは3回目。そろそろ、サパも飽きる頃かしら・・・と思いきや、そんなことは全然ありませんでした。自然を感じるとや、人との出会いって飽きることがないんだなぁ、って思います。
ただ観光名所をめぐるのではなく、何かココロに残る旅がしたいな、とお考えのみなさま、【少数民族の家にホームステイ】はおすすめですよ!